アブレーション手術から4年10か月が経過しました。
お陰様で現在のところ再発の兆候はありません。
しかし、まだまだ予断を許しません。
出来れば再発はしたくありませんから、再発防止の為に自分にできる範囲での対策はないものかとなんやかんやと考え実践しています。
それらを備忘録として残しておきます。
皆さんのご参考になれば幸いです。
心房細動を引き起こす要因として考えられているのは主に、
要因別に順にみていきますね。
加齢
加齢に伴い罹患率が高くなっていくわけですから、この要素が一番の要因なのでしょうが、加齢自体はいかんともし難いものがあります。
しかしアンチエイジング対策、免疫力アップ対策はある程度はとれます。
という観点から、主に次の2点に気をつけています。
食事で免疫力をアップする方法についてはこちらでまとめています。↓
通常でも高齢になると中途覚醒を起こしやすくなり眠りは浅くなりがちです。
それに夜間頻尿等の障害があるとなると良質の睡眠を得られるわけがありません。
ということで、以前から受診してみるかと思っていた泌尿器科を受診。
案の定、前立腺肥大でした。
治療の結果、症状はかなり改善されました。
しかし、回数は減りましたがまだ時々起きてしまいます。
若い時から頻尿傾向でしたから膀胱の筋肉の柔軟性や強度に問題があり、尿意を感じるセンサーが早めに反応してしまう等の問題があるのかもしれません。
それが原因だとしても、さすがに膀胱の筋肉をストレッチしたり鍛えることはできません(尿意を我慢するという方法はあるそうですが)ので、取り敢えずテレビで紹介されていた青竹踏みを日頃のルーチンに追加しています。
青竹踏みはいろいろな内臓に刺激を与えてくれますから、やって損はないということもありますし。
青竹踏みは100円ショップで売っていますから、何個か買ってきていろいろなところに設置しておくのが継続のポイントです。
日常生活の行動を見直すことによって免疫力をアップする方法についてはこちらでまとめています。↓
ストレス
あくまでも個人的な見解ですが、ストレスは心房細動の発症原因のうちかなり大きなウエイトを占めているのではないでしょうか。
悪玉のストレスがもたらす体への悪影響、ホルモンバランスを崩してしまうくらいの影響力があるわけですから相当なものです。
生きている以上、ストレスを受けないわけにはいきませんが、小さなことや自分の力ではどうにもできないことには極力反応しない練習をして、ポジティブな生活を心掛けるだけでも心臓等への負担は違ってくると思います。
人間、いらいらしたり、過度に緊張したりしている時には無意識にかなり強く歯を噛みしめています。
私も以前経験しましたが、両サイドの顎がミシミシと鳴って、本当に気持ち悪い状態が継続して閉口したことがありました。
ということは、逆に意識して無理にでも口角を上げて笑顔を作ってやるようにすればメンタルにいい影響を与えることができるとも考られます。
嘘の笑顔でも脳は勘違いして快楽ホルモンのドーパミンを分泌してくれるというメリットもあります。
以前、竹中直人の笑いながら怒る人という芸がありましたが、覚えていらっしゃいますか?
当時、試してみましたが確かに笑い顔では真剣に怒れそうにありませんでした。
常に自分に合ったリラクゼーションを行えたり、心から笑える生活を送れることが一番ですが、そうでなくとも、ちょっと歯を噛みしめてる、力が入ってるなと感じたら、「ニコッ」と口角を上げてやるだけでも効果覿面です。
笑顔の効用についてはこちらでまとめています。↓
甲状腺機能亢進症
私は現在のところ問題無ですが、大きな要因の一つのようです。
最近、妙に疲れやすい、動悸がする、汗を多くかいてしまう、 手足がふるえる、ダイエットしているわけではないのに体重が減る等の症状がある時は、早めに受診しておいたほうがよろしいかと思います。
生活習慣病、心不全、心筋梗塞
これらに関して出来ることは
以前から脂質に関しては気をつけていましたが糖質の取り過ぎも問題と言う事で、ご飯の量を以前の半分程度に抑えるようにしています。
心壁が肥大してしまった心臓に負担はかけたくはないのですが、ほどほどの負荷を与えなければ心筋は徐々に衰えていってしまいます。
ということで、心筋の強度維持の為、適正体重を維持する為、そして血行改善の為にも1時間程度の全力歩(フルパワーウォーキング)を実行しています。
骨盤が後傾してしまったり、骨盤の前後のローリングをスムーズに行えないと大きなストライドで速く歩くことはできません。
骨盤の後傾を防ぎ、骨盤の前後のローリングをスムーズに行う為には、常時、腹直筋と腹斜筋を緊張させておかなければなりませんから腹筋諸筋を自然に鍛えることができます。
慣れてくると脚で歩くというより腹筋で歩くというような感覚になってきます。
当然、股関節周辺の諸筋群、殿筋、ふくらはぎ、前脛骨筋、足底筋等の筋肉にもかなり刺激を与えることができます。
どんなに速く歩きたくてもウォーキングの場合(競歩のようにランニングに近い歩き方は別)は8㎞以上のスピードで歩くことはなかなか困難ですから、全力歩でも心肺機能への負担は適度です。
ストレス解消にもなりますし、いろいろなアイデアも浮かんできますから一石四鳥以上かもしれません。
ウォーキングの魅力と効果についてはこちらでまとめています。↓
全力歩であれば前述のように下半身の多くの筋肉にかなり刺激を与えられますが、大腿四頭筋とハムストリングへの刺激は弱いという点が弱点。
ということで筋トレとしてスクワットは不可欠です。
その他、全力歩では腹直筋や腹斜筋、そして背筋の下部以外の筋肉はリラックス状態を保ちますから、ほとんど刺激をあたえられませんので、胸筋、背中の上部、首周辺、そして両腕の筋肉に関しては筋トレで鍛えてやる必要があります。
と言っても、心臓や血管に過度のストレスを加えてしまっては逆効果ですので力んでしまって息を止めなければ挙がらないような高重量には挑戦しないということは肝に銘じておいた方がいいかもしれません。
最近ではメカニカルストレスでなくケミカルストレスだけでも十分に筋肥大を期待できると言われています。
あまり軽すぎると効果は期待できないでしょうが、ほどほどの重量で回数を多く行い、インターバルを短くして無酸素状態を作ってやれば十分筋肉を刺激できるようです。
シニアの場合はケミカルストレスメインの筋トレがベターなのではないでしょうか。
健康筋トレについてはこちらでまとめています。↓
肥満は心臓に大きな負担をかけてしまいますから体重コントロールは必須です。
BMI(体重÷身長の2乗)は日本人の場合は22前後が一番健康に良いとされています。
私の場合は67㎏前後、BMIとしてが21前後を維持することを心掛けています。
しかしダイエット後のターゲット体重維持は難しいですね、
どうしても安心してしまいますから。
ということで必須なのが、、、
ダイエットは得意と言うのも変ですが、過去何度かダイエットには成功しています。
無理なく数か月でスケジュール通りに減量することには自信があるのですが、リバウンドも何度も経験しています。
寒くなるとどうしても運動量が減ってしまうという要因も大きいのですが、一番の問題はメンタル。
減量達成後は、消費カロリー=摂取カロリーを維持しなければいけないのに、達成感で気が緩み、知らず知らずのうちに摂取が消費を上回ってしまう日が続き、気がついた時には元の木阿弥というパターンです。
緊張感を維持する為には日々体重を測定し記録していくことが有効です。
できれば血圧測定も。
簡単な事ですが、なかなか続かない事ですのでルーチン化するしかありません。
私の場合はベッドの下に体重計を置いておいて、朝一、ベッドから出た時に体重計を引っ張り出して測定するようにしています。
健康ダイエットについてはこちらでまとめています。↓
飲酒
断酒がベスト。
アルコール自体は体にいいことはありませんから飲まない事がベストですが、ストレス解消というメリットもありますので、取り敢えず週4日、360mlの缶ビールと缶酎ハイを1本ずつルールをキープ。
目標はあと1日減らして週3日です。(しかし、これがなかなか難しい。)
追記:コロナ禍のせいで外で飲むことが無くなってしまったので逆に1日増えてしまいました。
取り敢えず週4日に戻したいのですが、、、
喫煙
私は吸わないので問題なしなのですが、アルコール同様、体に悪影響を及ぼす最たるものの一つですから罹患してしまった場合は禁煙は必須ではないでしょうか。辛くても。
体質
心房細動、60歳を過ぎると罹患率が急に増加し80歳以上では罹患率は全体の10%と言われていますから、加齢要因が大きい事はわかりますが、10人に9人は罹患しないわけですからその他の要因も大きいということです。
最近、原因不明の病が遺伝子レベルの問題だったということが数多く立証されてきています。
心房細動の場合はそのようなことはないのだと思いますが、私の場合は昔から筋肉を非常に攣りやすくテニスの試合ではサーブ時に両足の大腿と下腿の筋肉が攣ってその場で動けなくなったこともありますし、二十数回出場したマラソン大会、2/3はひどく攣ってしまい一時動けなくなっています。
ということもあり素人考えですが体質的要因もかなり大きいのかなと思っています。
当然、筋肉の攣りと心房細動の機序は全く違うわけですが、何かしらの原因で細胞レベルでの電位のコントロールが狂ってくるという点ではなんとなく共通点がありそうで。
まあ、いづれにせよこの点はいかんともし難いこともありますが。
そのような体質と心房細動の発症との因果関係がもしあるのであれば、私のような体質の方は過度の運動を避ける事で発症率を下げられる可能性も出てくるので、今後、その辺の検証が行われることを期待しています。
最後に
以上が、私が主要原因に関しての対策として実践、もしくは実践しようとしていることの要旨でした。
上記以外に、これは私の固有の問題ですが、
・ちょっと寒いと手が氷のように冷たくなる
・冬になると足のゆびや耳たぶにしもやけができてしまう
等があります。
もともとあまり心臓が強い方でなく末端に十分な血液を送りずらいのでしょうね。
心臓のポンプパワーに余裕がないので体は心臓に近い大事な組織にまず優先的に血液を送ろうとしますから末端部分はどうしてもないがしろにされがちです。
もともと血管自体も細くメンタル的にも交感神経優位になり易いということで血管も収縮しやすいのでなおさら末端部の血液は滞ってしまうのでしょう。
ということは自分の思っている以上に心臓に負担をかけ続けてきてしまったとも言えます。
ということで、この点に関して上記の他に何かできそうな事がないかを考えてみました。
・体を冷やす飲み物は極力避ける事(楽しみの冷たいビールとサワー、これも問題、どうするか考慮中、サワーをお湯割りにしようか?)
・体を温めるものを摂取する事(ショウガ入りの紅茶等を摂取開始)
・1日1回15分はマッサージチェアーにかかる事
・体質改善の為に漢方薬を飲む事
etc.
最後の漢方薬以外はすぐに実行していこうと思います。
漢方薬はむやみやたらに飲むわけにはいきませんから、後々、専門医に合うようなものを処方してもらうつもりです。
再発してしまえば再手術ということになるわけですが、何回もするわけにはいきません。
人によりますが3~4回が限度のようです。
気をつけたからといって再発しないというものではないのかも知れませんが、
かと思っています。