この日曜日(20180617)の早朝、散歩がてら以前から気になっていた「大賀ハス」を愛でに千葉公園まで行ってみようとふと思いついた。
以前からと言っても「大賀ハス」を意識したのは、つい最近。
なにげなくネットを検索していると千葉市の花が「大賀ハス」で6月~7月頃千葉公園で見る事ができるという記事が目に入った。
Wikipediaで調べてみると、このハス、2000年以上前の古代のハスの実から発芽・開花したハスで、植物学者の大賀一郎氏にちなんで名づけられたらしい。
1954年には千葉県の天然記念物にも指定されているとのこと。
私は1954年生まれ、1954年と昭和29年というワードにはついつい反応してしまう。
(特に「昭和29年創業」という言葉にはかなり敏感で、現在、「日高屋」に押され気味の昭和29年創業の「幸楽苑」をついつい応援してしまったりする。)
そういうことなら是非見てみなければと行動に至った次第だ。
しかし、千葉市の住民になって20年以上も経過しているというのに、
市の花が「大賀ハス」だと知ったのはつい最近で千葉公園を訪れるのは初めてとは、
相変わらず好奇心と行動力が乏しい男だと自戒。
千葉駅についたのは朝6:15頃、日曜の早朝ということもあってか北口側はほとんど人通り無、ところが、閑散とした住宅街を抜けて公園に着いてみるとそこには別世界が広がっていた。
夜の人混みなら新宿歌舞伎町だが、朝なら千葉公園、まるでシニア達の園だ。
「大賀ハス」のせいもあるだろうがそれだけではなさそうだ。
ジョギングする人、散歩する人、遊具を使用して運動するグループ、
運動場では集団での体操、ラジオ体操ではなくバランス運動等も取り入れたかなり本格的なものだ。
毎朝なのか、週末の朝だけなのかはわからないがたぶん定期的に行われているのだろう。↓
それにしてもシニアは元気だ。そして朝が早い。
さて、肝心の「大賀ハス」、池の周辺には既にかなりの人だかりができていた。↓
ハスのほうは残念ながらちょっと早かったようで、まだつぼみが多かった。
今週末くらいがちょうどいいのかも知れない。↓
デッキの柵に下のような説明書きがあった。↓
ハスの花の一生は4日間、一時、優雅な大輪の花を咲かせ一生を終える。
ビジュアル的には鮮やかな緑にピンクの大輪がよく映える。
「蓮は泥より出でて泥に染まらず」、
古から清らかさの象徴として称えられるわけだ。
1日目かな?これらから開こうとしているのか、閉じる途中なのか?↓
2日目かな?花托の周囲がまだ黄色い。一番美しい時だろうか。↓
3日目かな?花托の周囲が黄緑色を帯びてきている。↓
たぶんこの花は4日目、花弁は色褪せ花托全体が緑色に変色してしまっている。
午後になると、花弁が徐々に散っていき一生を終えるのだろう。↓
ハスは花だけでなく葉も清らかで美しい。色鮮やかな緑色、心が洗われる。
ハスの葉の表面はけっして濡れる事がないという。表面張力で水銀のようにまるまった水滴がかわいい。↓
一通り大賀ハスを堪能した後、公園を一周、途中、懸垂バーとディプスバーがあったので、
ちょっと広背筋と上腕三頭筋を鍛えて帰途についた。
重い腰を上げて行動して正解、心洗われる爺散歩となった。
今年(2018年)の大賀ハスまつりは6月16日(土)から24日(日)まで。
6月23日(土)には「Yohas(夜ハス)」という音楽やダンスのイベントも開催されるらしい。
千葉公園自体の駐車場は70台位の収容力しかないので、公共交通機関での来園が望ましいらしいが、
6月15日(月)から6月28日(日)までは朝6時から朝9時まで千葉競輪場の第一駐車情が無料開放されているとのことなので朝なら車でも大丈夫だろう。
まだ「大賀ハス」を鑑賞されたことがない近隣の方、天気の良い日に早起きして千葉公園に足を運んでみてはいかがだろうか。
千葉公園のHPはこちら
Yohas(夜ハス)についての詳細はこちら