2019年1月19日記
乾燥した日が続き、インフルエンザが猛威をふるっています。困ったものです。
皆さんはいかがでしょうか?
昨今、昨春の発売以降売り上げを大きく伸ばしているインフル新薬「ゾフルーザ」が注目されていますね。
私も「一回錠剤を飲むだけで治療効果抜群かあ~、それは素晴らしい。仮に感染しても症状が軽くて済みそうだ。」等という甘い考えを抱いてしまっていたのですが、、、残念ながら早くも耐性ウィルスが発見されてしまいました。
耐性ウィルスが出現してしまうのは抗生物質の宿命みたいなものですが、それにしても早い。
以前から強力過ぎるということで副作用のリスクも懸念されていましたので、安易な服用も考えものなのかなどと思い始めています。
となると、とにかく感染しないことが一番。
なんとか感染を避けるしかありません。
ということで、
連日テレビ等で流されているインフルエンザ対策に関する情報を参考に有効な対策についてまとめてみました。
対策に入る前にインフルエンザの感染経路を簡単に確認しておきますね。
主な感染経路は飛沫感染と接触感染の2経路です。
飛沫感染は感染者がくしゃみや咳をした際の飛沫中のウイルスを鼻や口から吸い込んでしまうことによる感染です。
主な感染場所は電車や劇場等人が多く集まる所です。
接触感染は感染者がウイルスのついた手等で周辺のものに触れ、そのウイルスを触った手で鼻や口を触ってしまうことによる感染です。
主な感染場所はドアノブ、つり革等です。
ではこれらを踏まえた上での有効な9つの対策です。
外出する際は必ずマスクを正しく装着し、外す時も正しくはずそう。
これだけインフルエンザが騒がれているにも関わらずマスクの装着率はあまり高くありませんね。
自分だけは罹らないと思っている方が多いのでしょうか?
どんなに体が丈夫な方でも一定数以上のウイルスを体内に入れてしまえば高い確率で罹患してしまいます。
面倒でも人が多い場所では必ずマスクを装着しましょう。
その際、いい加減に装着しても意味がありません。
息苦しいからと鼻を出したり、マスクと顔との間に隙間ができるようなつけ方では効果が薄れてしまいます。
極力隙間がないようにしっかりと調節することが大切です。
マスクをするメリットはウイルス排除だけではありません。
気道に入ったウイルスは粘膜で捕らえられ粘膜の下に位置する線毛の働きによって外方向に運び出されます。粘膜と線毛のコンビネーションでウイルスの肺への侵入を防いでくれているわけです。
その粘膜と線毛、頼りになる存在なのですが弱点があります。
寒さと乾燥が苦手。
そのような環境下では機能が低下し結果的にウイルスの肺への侵入を許してしまいます。
マスクを装着すれば喉の湿度をある程度保てますし、冷たい空気が直接喉に流れ込むことも防いでくれます。
また、鼻腔の温度を維持してくれるという効果もあります。
温度が37度以上であればウィルスの増殖は抑制されるわけですが、マスク装着時は37度をほぼキープできます。
そういう意味でもマスクは大きな役目を果たしてくれています。
あと気を付けなければならないのがマスクを外す時です。
運営者もついやってしまうのですが、外す時にウイルスが付着している可能性が高いフィルター部分に触ってしまうことありませんか?
手にウイルスが付着してしまう可能性がありますので厳禁です。
はずす際は必ず耳ひも部分を持って外すことを心掛けましょう。
顔(鼻や口等)を手でむやみに触らないようにしよう。
私もくせのようなものでついつい鼻や口ひげを触ってしまって家内から怒られるのですが、これらの行為は厳禁ですね。
顔についたウィルスを触ってせっかく洗った手指を汚染してしまうかもしれませんし、逆に汚染された手で触り顔にウィルスをつけてしまう危険もあります。
日頃、ついつい顔を触ってしまう癖のある方は要注意ですね。
帰宅後はよく手と顔を洗い、口をゆすいだ後にうがいをしよう。
手洗いは指と指の間、手の甲、指先、爪の間等を入念に洗います。
うがいはまず口の中をよくゆすいで(できれば歯磨き)、口の中を清潔にしたうえで行うこと がポイントです。
すぐうがいをしてしまうと口の中にウイルスが存在していた場合、わざわざウイルスを喉の方に運んで行ってしまうことになります。
忘れがちなのは目と鼻、目と鼻の粘膜からもウィルスは侵入してしまいますから目と鼻の洗浄も忘れずに!
ウイルスは髪の毛等にも付着している可能性がありますから、外出後、帰宅時にはすぐシャワーを浴びるか風呂に入って洗髪してあげることも大切なことです。
1日に何度か歯磨きする。
口の中を清潔に保つことが重要なので少なくとも起床後、就寝前、そして3食後の歯磨きは欠かさず実行しましょう。
歯磨きをしっかり実行することで発症する確率をかなり低下させることができるそうですよ。
こまめに水分を補給する。
マスク装着のところで記述済みですが、乾燥すると線毛の働きが弱まってしまいウイルスを外に排出できなくなってしまいます。
こまめな水分補給を心掛けて喉が乾燥状態になるのを防ぎましょう。
乾燥を防ぐだけでしたら飲むものは普通の水でも問題なしですが、カテキンの殺菌能力に期待してお茶にした方がよりベターかもしれません。
生活する空間の湿度を保ちウイルスを除去する。
どんなに気をつけていてもウイルスが外部から家の中へ侵入することを完全に防ぐことはできません。
となると家の中に侵入したウイルスをできるだけ早い段階で除去してやる必要があります。
その為にピッタリの加湿器が市販されていますのでご紹介させていただきます。
この加湿器です。↓
加熱式と超音波式の長所をいいとこどりしたハイブリット式です。
細かいミストが出るので最近は超音波式が人気でしたが、加熱しないので衛生面での不安がありました。
その点この製品は発生する蒸気はミスト上で細かくかつ加熱もされているので衛生的です。
タンクが大容量なので長時間の連続使用が可能。
コストパフォーマンスもよく、ウイルス対策にはうってつけの加湿器です。
家のドアノブ等はアルコールで消毒する。
前項で空間に存在するウイルスの除去対策は施しました。
あとは家の中のモノに付着しているウイルスの除去を行えば環境面の対策はほぼ完ぺきです。
その為に使用するのは消毒用エタノール。
ノロウイルスとは異なりインフルエンザウイルスはアルコールで消毒可能です。
プラスチックや金属等、表面がツルツルしているものに付着したウィルスは48時間程度、生きているそうです。
よく使用するドアノブ、スイッチ、スマホ、ボールペン等は日に何度か消毒用エタノールで消毒するようにしましょう。
体調管理の徹底、免疫力の低下を防ぐ。
上記のような対策を講じても体内にウイルスが侵入してしまうことがあります。
そのような時にウイルスと戦ってくれる頼もしい味方が我々の体に備わっている免疫力です。
その免疫力がしっかり機能してくれなければ強力なるウイルスに抵抗できず、どんどんウイルスの侵入を許してしまうことになります。
睡眠不足や過度のストレスは免疫力を低減させてしまう大きな要因です。それを防ぐ為にも睡眠を十分にとり適度な運動等でストレスを発散してストレスが蓄積しないように心掛けることが大切です。
食べ物としては免疫力を高めてくれるキノコ類、体を温めてくれるショウガ等を積極的に摂取しましょう。
免疫力強化法についてはこちらの記事を参考にしてください。
予防接種はできる限り受けておく。
予防接種を受けておけば感染リスクを減らせますし、仮に感染しても軽い症状ですみます。
できる限り予防接種は受けておいた方がベターです。
但し、発熱されている方、急性疾患に罹っている方、アレルギーを持たれている方、妊婦の方等のように予防接種不適正状態の方が接種を受けた場合、重篤なる問題を引き起こしてしまうリスクもあります。
予防接種を受ける際には必ずお医者さんの判断を仰いで下さい。
ワクチンの有効期間は個体差はありますが接種後2週間位から5か月程度と言われています。
そして、インフルエンザが最も流行すると言われている時期は12月位~翌3月位までです。
ということで予防接種を受ける適正時期は11月位ということになりますね。
まとめ
上記の対策は、
・周辺のウイルス除去
・体内へのウイルス侵入阻止
・体内に入ってしまったウイルス除去
という3つの目的を実現するにはどうすればよいのかという観点でまとめてみました。
上記9つの対策の他にも有効な対策はあるかと思いますが、一応この9つの対策をとっておけば感染・発症する確率を大幅に低減できるのではないかと思います。
まだまだ油断ならない日が続きます。
しっかりと対策をとってなんとかこの厳しい時期を無事に乗り切っていただければと思っております。