フルパワーウォーキング(ストライド重視全力歩)の魅力と効能

alligator

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この1年間でやったことのある運動・スポーツという内閣府の調査によれば、この10年間の第1位ウォーキング

年々愛好家は増え続けている状況です。

管理人の街は有難いことに遊歩道がかなり整備されており、多くの方が早朝からウォーキングやジョギングを楽しんでいます。

私もその中の一人。

夏の澄み切った青空の下、清らかなる空気に包まれてのウォーキングはまさに「至福の時」と言っても過言ではありません。

帰宅後のシャワーの爽快感もまた格別!

朝食も旨い!

ということで、これから、

その大好きなウォーキングの魅力ついて記述していきたいと思っているのですが、その前に、なぜタイトルに敢えてフルパワー(全力)と言う言葉をつけたかについてご説明させていただきます。

私は50代に入りジョギング開始、50代半ば頃からマラソンのレースに参戦するようになりました。

と言っても典型的なタートルランナー。

小学校の頃から自律神経失調症で肩凝りに悩み、鉄欠乏性貧血(高2時判明)で中学の体育の授業の1500m走などは超苦手、クラスでもビリかブービーを争うレベルの基礎体力無人間。

体も私の年代としては大柄な部類(177㎝強)、かつ非常に攣り易い体質でマラソン大会では両足が攣って道の真ん中でどうにも動けなくなったことも。

大会での成績は攣らなければ全参加者中前から1/3位、攣ってしまうと後ろから1/4位をうろうろする程度。

それでもなんとかレースで自己ベストを出したい(できればサブフォー入り)という思いは強く多い時は月400㎞弱走り込んだこともありました。

常に、与えられた条件の中でどうすれば早く走れるかだけを考えていましたから、ウォーキングなどにはまったくと言っていいほど関心がなく、それどころかウォーキングを馬鹿にしていたところがあったかもしれません。

しかし、3年前に心房細動が出てしまいレースはドクターストップ。

やむなくランニングを中止せざるを得なくなりました。

心房細動の手術を受けた後、ジムも退会。

そのせいか次第に体重が増え血圧もじわじわと上昇、これではいけないと心臓に負担の少ないウォーキングを始めました。

ウォーキング初日から散歩ではなくスポーツとして歩くんだという思いで出来る限り大股で全力で歩いてみました。

すると、フルパワーで歩くメリットがいろいろあることに気づいたのです。

いくつか挙げてみます。

体幹が鍛えられ姿勢が良くなる。

速く効率良く歩く為には左右の股関節で骨盤を交互に前に前に押し出してやらなければなりません。

その為には骨盤を後傾させず腰高の姿勢を保つ必要があります。

その姿勢を保持する為には脊柱起立筋、腹筋諸筋を始め骨盤周辺の筋肉を常に緊張させていなければなりません。

これは歩きながら体幹トレーニングをしているようなものです。

フルパワーウォーキングを継続できれば姿勢が良くなること間違いなしです。

下半身の諸筋と腹筋を無理なく鍛えることができる。

歩行時の足の動きを追ってみます。

踵着地後に重心は踵から順に足先に移動。

その時点で足の指全体で大地を捉え、殿筋ハムストリング足底筋等をフル稼働し地表をはがすイメージで脚を後方に押し出します。

次に後方に押し出した脚を前方に戻す為に腓腹筋・ヒラメ筋足底筋等の収縮でつま先を蹴り、腸腰筋大腿三頭筋の収縮で股関節を屈曲、前脛骨筋の収縮でつま先を挙げながら大腿三頭筋の収縮で下腿部を前方に振り出し踵着地。

この一連の動きを休むことなく左右交互に繰り返すことになります。

殿筋ハムストリング腓腹筋足底筋等への刺激はかなりなものです。

全力歩のメインエンジンは股関節の伸展に関与する殿筋とハムストリング上部ですから、ヒップアップ効果は間違いなしです。

さらになかなか鍛えることが出来ない足底筋に強い刺激を与えることができることもフルパワーウォーキングならではの大きなメリットです。

足底筋は普段なかなか鍛えることが難しい部位です。

足底筋を鍛えるにはタオルを足の指で引き寄せる等の方法がありますが、フルパワーウォーキングでは一歩一歩がその動作の繰り返しです。

1時間の歩行では7~8000歩、しかも相手はタオルではなく大地、効果は絶大です!

ダイエット効果、消費カロリーはそれなりに大きい。

スロージョギングに匹敵する程のカロリー消費量で、

健康ダイエットにピッタリです。

運営者の体重は67㎏前後、通常、時速7.3㎞/hから7.7㎞/hで歩いていますが、

歩数計アプリの数値では500kcal強のカロリー消費です。

血行・高血圧が改善する。

当然、通常のウォーキングでも効果はありますが、フルパワーウォーキングの場合は、特に心臓から一番遠い足先をより強く刺激しますから、末端の血行改善が促進され、それに伴い全身の血行も改善されます。

又、早く歩く為には脚を前方に戻す際のトリガーとして、腓腹筋やヒラメ筋を収縮させて踵を挙げなければなりませんから、第二の心臓と言われているふくらはぎが自然に鍛えられます

私の場合、血圧は若い頃からだいたい80mmHg-120mmHgを保ってきたのですが、フルパワーウォーキングを始める前は最低血圧が90mmHg台、最高血圧が145mmHg程度になってしまっていました。

それが、今では測定するタイミングで多少のぶれはありますが下は60mmHg~70mmHg程度、上が100mmHg~110mmHgに低下。

至適血圧です。

高血圧の原因はいろいろありますから一概には言えませんが、血行や血管の柔軟性、血流等に起因するものであれば効果大かと思います。

全力を出し切る爽快感を味わえる。

例えばランニングで1時間全力で走ったらもうバテバテで、しばらく何もする気も起きないでしょう。

それを毎日継続するとなると選手でもない限りほぼ不可能かと思います。

ところがウォーキングであればそれが可能です。

なぜなら大きなストライドでの全力歩では息が切れてどうしようもなくなる程速くは歩けないからです。

「歩行」という制約下では、どう頑張っても歩けません。

私もフルパワーで歩いていますが、息が上がってどうしようもないような極限的状況にはなりません。

日常生活の中で、全力を出し切れる事なんてそうはありませんから、終わった後は気分爽快です。

もちろんゆっくり歩くだけでもいろいろな効用があります。

しかし、正しい姿勢で全力で歩くフルパワーウォーキングの効果はさらに絶大です。

自然の美しさを愛でながらの運動でストレス解消。

もちろんジョギング等でも自然を味わう事はできます。

ただ、スロージョギングに徹する事ができればいいのですが、どうしてもスピードを追求してしまい自分との戦いがメインとなり自然を愛でる余裕が無くなりがちになります。

ところがフルパワーウォーキングであれば、息がそれほど上がることはありませんから、次々に出現する魅力的な風景を十分に堪能できます。

何度も見慣れた、そして何気ない風景なのですが、、、都度新しい発見があります。

いろいろなアイデアが浮かんでくる。

これはランニングハイに近い状態になれるせいかもしれません。

たぶんドーパミンのおかげだと思いますが、いろいろなアイデアが次々と浮かんでくることがあります。

まとめ

現在、私は7km~13kmのコースを時速8km/h~9km/hで天気が良ければ週に3~4日歩いています。

丘陵地のコースなのでアップダウンもかなりありますから終わると汗びっしょり。

体重も約5kg減、体もだいぶ軽くなってくれました。

笑われるかもしれません、いや確実に笑われるでしょうけど、、、

私のフルパワーウォーキングにおけるテーマの一つは「世界一美しいフォームで全力で歩く! 」です。

と言っても、胴長短足でO脚etc.ですから、

客観的に世界一美しいフォームでなんかで歩けっこありません。

でもいいのです。

このテーマの前には、

「私に与えられた骨格や筋肉の質を受け入れた上でそれらを最大限に生かして、」という言葉がつきます。

その条件下ではライバルはいません。

世界でオンリーワンです。

現在でも世界一美しいフォームで歩いていることになります。

あとは自分の過去のフォームとの戦いです。

いかに、自分のポテンシャルを最大限引き出して美しく速く歩くことができるか、チャレンジ、工夫、そして研究の日々です。

どうでしょう、全力で歩いてみませんか?

バランスのとれた健康ボディを目指して!

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