我が家周辺の令和元年台風15号(東京湾台風)の爪痕

台風15号の襲来から約3週間が経過、未だに停電未解消地域が存在している。

長期間の停電や家屋等の被害による千葉県内の一般家庭や農業・漁業・観光業等へのダメージは計り知れない。

我が家から数キロに位置する市原のゴルフ練習場の鉄柱倒壊により押しつぶされた家々の方達、屋根が損壊したにもかかわらずブルーシートでしか対処できない南房総の家々の方達、停電によりエアコンや冷蔵庫が使用できず辛い日々を送らなければならなかった方達、農作物に大きなダメージを受けてしまった農家の方達、いけすや養殖場の魚や貝が全滅してしまった漁業や飲食店の方達、ほかにもいろいろ方達が多種多様な被害を受けている、、、

理不尽の一言、、、ニュースを見る度に心が痛む。

台風襲来時、千葉市で最大瞬間風速57.5m/sを記録した4時半前後の2時間は、屋根が飛ばされてしまうのではないか、家ごと強風に持っていかれてしまうのではないかという不安との闘いだった。

小窓から見える外の様子はまるで竜巻の中にいるような。

幸いにも我が家周辺では南房総のような大きなダメージは受けなかったが、それでも多くの家庭ではアンテナが損壊、屋根の一部が損壊した家も散見された。

コンビニや中華料理屋チェーンの大きな看板の柱が折れたり、看板自体が脱落しているのも目にした。

今でも倒木は当たり前のようにあちらこちらで見かける。

自宅周辺の倒木の一部。

ランチのついでに寄った千葉みなとの公園でも大木が何本も倒れていた。


千葉ポートタワーは見上げてみると無傷だった。

さすがに強風を考慮に入れてひし形の設計にしているだけのことがあるなと思いながら反対側に回ってみると、、、やられていた。ガラスが4枚。なにかが飛んできて割れてしまったようだ。

改めて今回の台風の威力を思い知らされた。

今後はこの程度の台風は当たり前のように襲来してくる。

なにか強風対策をとは思うのだが、窓を板で覆うわけにもいかず、、、頭が痛い話だ。

今回の台風は狭い東京湾を北上して千葉市に上陸した。

過去千葉県に上陸した台風は8個あるらしいが、今回のように東京湾を北上した台風は記憶にある限り初めてだと思うのだが、どうなのだろうか。

そうであれば今回の台風、気象予報士の森田さんも提案しているが「東京湾台風」と命名してもよさそうだ。

最近はあまり耳にすることがなくなったが、「地震雷火事親父」という言葉がある。

親父が恐かった時代は遠い昔になったので時代にそぐわなくなった言葉という感じもしないではないが、、、この「親父」という言葉、台風や強風を表しているという説もあるようだ。

そういう意味合いであれば、地球の温暖化が進む中、今後ますますもう一つの「親父」の脅威は増してきてしまいそうだ。

温暖化対策待ったなしの状況だと思うのだが、残念ながら各国主導者達の腰は重い。

先々のことを考えているといいながら、とどのつまりは己の保身が第一だ。

結局は、この流れを止めることはできないのだろう。

どんなに科学が進歩しようが、未だに大自然のパワーは制御できない。

大自然の前にはあまりにも我々は無力、その思いを痛感させられた今回の台風の爪痕だった。

 

 

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