概要
Relative Strength Indexの略。
J.W.ワイルダーによって開発された指標ですが、平均値ではなく合計値を使用するカトラーバージョンの方が一般的ですので、ここでもカトラーバージョンという前提で話を進めます。
代表的なオシレーター系指標の一つで、株価全体の振れ幅に対して上げ幅・下げ幅がどれくらいかを見る指標です。
0%~100%の範囲で推移します。
買われ過ぎ、売られ過ぎを示唆してくれます。
メリットとデメリット
・0~100%の範囲で推移するので扱い易い。
・先行指標。
・株価が想定した反転ポイントに達しても、反転せずにさらに大きく動いてしまうことも多い。
計算式
まずX日間の値上がり幅の合計MとX日間の値下がり幅の合計Nを求め、最終的に次の計算式で求めます。
RSI = M ÷(M+N)× 100%
計算式(EXCEL)
使用方法
・カウンタートレードの指標として
70~75%以上を買われ過ぎラインに設定し、株価がラインを上抜きしたら売りサイン、25~30%以下を売られ過ぎラインに設定し、下抜けした場合に買いサイン。
・トレンドフォロー的な使い方としては50%超えで買い、50%未満で売り。
・100%をいくつかのゾーンに分割し、下位ゾーンから上位ゾーンに移った時に上昇局面と判断、上位ゾーンから下位ゾーン移った時に下降局面と判断する。
例えば、5つに分け、株価が0~20%未満ゾーンから20%以上~40%未満ゾーンに移ったら上昇局面と判断、さらに40%ゾーン~60%未満ゾーンに移った場合、上昇局面継続、その後、下位ゾーンに移った場合に下降局面と判断を転換する。
・RSIの移動平均を求めシグナルとして使用し、RSIがシグナルを上抜いたら買いサイン、下抜いたら売りサイン。