日経225先物ナビ:データ分析:NYダウの逆張り手法はまだ有効か?

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日経225先物の寄引システムでかなりの割合いで使用されている手法にNYダウの逆張り手法がありますが、その優位性について以前検証した結果です。

対象データは1997年~2014年のラージデータ。

ロジックはシンプル、NYダウの前日比がプラスであれば寄りで「売り」、マイナスであれば寄りで「買い」、大引けで決済。

検証結果はこちら↓

年度 総損益 取引数 利益数 損失数 引分数 勝率 PF POR 平均損益 最大DD 利益効率
1997 -1740 231 111 117 3 48.05 0.93 0.98 -7.53 3690 -3.42
1998 1710 231 125 101 5 54.11 1.09 0.88 7.40 3650 4.21
1999 2110 229 115 109 5 50.22 1.14 1.08 9.21 3120 6.36
2000 2760 234 123 106 5 52.56 1.17 1.01 11.79 2360 7.55
2001 3240 225 122 97 6 54.22 1.24 0.99 14.40 1860 9.98
2002 3800 230 118 102 10 51.30 1.41 1.22 16.52 570 16.01
2003 -1170 229 106 118 5 46.29 0.89 0.99 -5.11 2170 -5.49
2004 2220 228 118 98 12 51.75 1.30 1.08 9.74 1880 12.30
2005 1690 229 122 91 16 53.28 1.25 0.93 7.38 930 10.13
2006 4910 234 125 95 14 53.42 1.48 1.13 20.98 1170 18.07
2007 3450 229 115 104 10 50.22 1.35 1.22 15.07 1490 13.70
2008 2220 229 114 109 6 49.78 1.16 1.10 9.69 1870 6.69
2009 -1460 227 105 109 13 46.26 0.85 0.88 -6.43 1760 -7.75
2010 -500 229 97 120 12 42.36 0.93 1.15 -2.18 2890 -3.39
2011 350 229 113 103 13 49.34 1.06 0.96 1.53 3680 2.59
2012 960 230 111 97 22 48.26 1.19 1.04 4.17 2390 7.92
2013 1700 229 107 116 6 46.72 1.12 1.22 7.42 3780 5.40
2014 250 227 120 99 8 52.86 1.02 0.84 1.10 880 1.06
通算 26500 4129 2067 1891 171 50.06 1.13 1.03 6.42 3780 5.60

損益曲線は↓

損益とドローダウンを年度別に見てみると↓↓

2000年から2008年位までの優位性はある程度確認できますが、2009年からのパフォーマンスはかなり厳しいレベルです。

損益曲線を見れば一目瞭然ですがフラット期間が2009年から約5年続いていますし、年度毎のドローダウンも2009年から2013年にかけては運用を継続できるレベルではありません。

この優位性をメインに組み立てたシステムは2010年、11年あたりで運用中断を余儀なくされているかと思います。

では、このエッジが現在全く使えなくなったかというとそうとも言い切れません。

長期のフラット期間が発生しているのはほとんどの場合、相場の超低迷期で低価格、低ボラ局面です。このような局面では他の優位性も似たり寄ったりです。

上海総合指数等日経平均が影響を受ける要素は以前と比べればかなり複雑化してきていますから以前と同じようなレベルの優位性があるかというと疑問ですが、ボラが回復してきている現在、又、ある程度の相関性は出て来ていますから工夫次第では使えるエッジだと思います。

結論としては、「メインのロジックとしては厳しいがフィルターとしてなら工夫次第でまだ使える。」ということになるかと思います。

私の寄引システムの場合でもフィルターとしてNYダウとの比較を取り入れていますが、ダウの逆張りではなく、寄値でサインを決定する関係上寄値の変動率とダウの変動率を比較するようなフィルターをかけています。

ちなみに売買条件をNYダウの前日比がプラスX%以上であれば寄りで「売り」、マイナスX%以下であれば寄りで「買い」、大引けで決済という条件で検証してみました。通常、このような条件を付加するとパフフォーマンスがそれなりに向上してくれるのですが、残念ながら際立ってパフォーマンスが改善されるようなパラメータは見出せませんでした。


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